こんな風に思ってるの、自分だけ??

オッサンの独り言。よしなしごと。

マニュアルを獲得できるか

言葉が邪魔になってしまう、利用されてしまう、という話を昨日書いたのですが、全く同じことがマニュアル本にもいえると思います。

 

古くは面接の達人、多くのビジネス本、最近ではプレゼンテーションを上手にする方法なんてのもあります。

 

なにかを上手に行う術を扱った本がマニュアル本ですが、残念ながら実際の世界というのは複雑で、マニュアルに書かれた一般論がそのまま通用しないことが多々あるものです。

 

ほこ×たてというテレビ番組で、書道家が、書道ロボットが書いた書を見破る、という回がありました。書道ロボットといっても、実際には誰かが書いた筆の動きをそのまま再現するという機械で、だったら分かるわけないじゃん!と思っていたのですが、書道家は筆の乱れなどを見極めて、見事ロボットの書いた書を見破ったのです。

 

これにはうなりました。そうか、ちょっとした筆先の乱れを、人間は即座に判断し、臨機応変に筆の動きを微妙に変えて対処するんだ、と。

 

大切なのはマニュアル本にある「エッセンス」をいかに理解できるか、です。あるいは、完全に消化して自分の身体の一部にする、ということでしょうか。