こんな風に思ってるの、自分だけ??

オッサンの独り言。よしなしごと。

移民受け入れがうまくいかないと思うわけ

ゴールデンウィークが始まったというのにハードな内容ですが。

 

前回自分は日本での移民受け入れはうまくいかないのではないか、と書きました。

 

その理由の一つは、日本人同士仲良しグリープでやってきた日本という国では、外国人をいつまでも異質なお客様の外国人としてしか扱えないであろう、という予想。もう一つは、そもそも今の日本にはあまり魅力がなく、日本の産業を進化させてくれるような人材は入ってこず、むしろユニクロのネタを取り上げたときに書いたような、あまり差別化ができないような単純労働者が流入して日本人から職を奪う形になるという予想です。

 

アメリカに中国人やインド人が流入してくるのは、エンジニアをはじめとした知的労働者の数が足りないシリコンバレーなどで高収入を得られる仕事に就けるからだと思います。アメリカの(特にスタートアップ)企業には、仕事はその仕事が適切にできる能力のある人を採用する、というとても合理的なところがあり、国籍や人種などはさして重要なことではありません。

 

一方、東京の飲食業は中国人がいなければ成り立たないのではないかというくらい中国人の人たちが多いと思うのですが、それは日本企業が外国人を採用することに積極的ではないからであり、あるいは、単純労働的な仕事を好まない日本人のせいで、人手の足りない飲食産業のような業種で、母国よりは高い時給で働ける、という両者の利益がマッチしている、といったことがあるのだと思います。

 

もしこの流れがさらに進むとしたら、単純労働者市場は完全に外国人に奪われることになり、この間の柳井さんの話でいけば、年収1億円の人か、100万円どころか職がまったくない、という恐ろしい状況が生まれるのではないかと思います。