決められない人

アンジェリーナ・ジョリーの乳腺摘出、そして卵巣も摘出の意向、といったニュースを見るにつけ、彼女の決断力に尊敬の念を抱きますね。

確率の問題が絡んでくると、決断というのは普通よりさらに難しくなります。ならなかったらラッキー、なったら死んでしまうかもしれない、という究極の選択。しかし決断をすればそのリスクはより低まる。病気にならないほうにかけるか、なりにくい身体にするほうをとるか。

いや、でも実際のところ、選択肢はちょっと違います。ならなかったらラッキーなんだけれど、なるかわからない病気におびえ続ける、というおまけがついてきてしまうんですよね。

当然、この決断によって将来100%病気にならないという確証は全くないわけですが、自分が納得できる決断をして、行動することが、なにより精神衛生上いいのだと思います。

最近、知り合いの恋愛話を耳にしたのですが、まぁ、みっともないというか（笑）。まあ、好きな人がいて、でも向こうはその人に気があるようなないようなはっきりしない態度で、でも自分はすごく好きで、どうしたらいいか？みたいな話。

いや、それって答え明らかじゃん（＝たぶんその人はお前に気がない）って思うわけですが、本人としては逆転一発つきあえるかも、というのがあって（確率の問題）、まあそれは仕方ないんだけれど、じゃあ、それをどう解決するのかが問題なのであって、そこから抜け出そうという努力がないんですよねぇ。

どっちに転ぶにしても、その問題から抜け出すための方法を考え、選択して行動する、これが大切だと、改めて思います。