こんな風に思ってるの、自分だけ??

オッサンの独り言。よしなしごと。

生活保護と金の使い方

不正受給が問題視されてますが、もっというと私個人としては、そこに到る前の貯蓄はなかったのか?くらいのところまで追求したいくらいです。

 

なんていうと、基本的人権の無視か?とか血も涙もない、みたいなことを言われると思いますが、まあ、それは個人の意見。実際に生活保護を受けてる人を知ってますし、その理由も知ってます。病気であったり怪我であったり突然身に降り掛かった不幸によって働けなくなった彼は無駄遣いをしたりするような人ではないので、生活保護を受けざるを得なかった状況はよく理解してます。それに、「無駄使い」の基準は人によって違うし、もらったお金をどう使うかまで縛る必要などないと思ってます。

 

これはあくまでも金の使い方一般論です。

 

もしも、を考えだしたら、この世の中いくら金があっても足りないでしょう。もし病気になったら、もし怪我をしたら、あたりは想像できますし、実際にそういう目に遭うこともあるでしょうが、泥棒に入られたら、とか、火事になったら、とか、はたまた隕石が家に当たったら、などなど。そのために保険という制度があるわけですが、よくここでも話題にする確率の問題なので、本当に払う必要があるのか、日々の生活費からそれだけの支出をする価値があるのか、人によって判断が違ってくるのもよーくわかります。

 

でもですよ。

 

例えば、年収が1億円のAさんという人がいるとします。毎日金を湯水のように使って、美味しいもの食べまくりの飲みまくり。ビジネスは右肩上がりで、貯蓄なんて必要ないない、と思っていたら、数年で会社は傾き、そこから転落してすべての財産を失ってしまいました。こんな状況の中精神的にも変調を来したAさんは働く事もできず、生活保護を受けることになりました。

 

一方、年収が500万円のBさん。とても堅実な生活で、ランチも毎日のようにワンコイン。贅沢な暮らしはできませんが、Bさんはそこそこ満足です。もしものことも考えて、きちんと貯蓄もしています。

 

という二人がいたときに、Aさんが生活保護を受けてBさんの税金がそこに使われるのって、やっぱりなんかおかしいんじゃないか、っていう気持ちになるのは分からないことではないと思うんですね。まあ、わかりますよ、Aさんは所得税ですごい金額を払っていたのだから、それこそ税金の恩恵を受ける価値がある、というのも。

 

じゃあ、Bさんも貯蓄なんかしなけりゃいいじゃねーか、もしものときは生活保護受ければいいんだから、という人もいるでしょう。でも、こればっかりは人の価値観の違いなわけで、そんなことではBさんは不安で不安でそれこそ精神に異常を来してしまうのです。

 

こうやって書いてみて、でもAさんはやっぱりもらう権利あるよな、と思います。じゃあ、このしっくりこない感は何なのか。

 

そこに、「仕事せずに楽して暮らしてやろう」という気持ちがある人に対しての嫌悪感がやっぱりあるんでしょうね。そこをどう防せげるか。

 

考えまとめてから書かないからこんなことになるんだよ、っていわれると痛いんですが(汗)、ちょっとまたこれは考えてみたいと思います。