炎上

炎上という言葉を聞くと、吉原炎上を思い出す、そんな年代の私ではありますが（笑）、最近のネットでの炎上の頻度はちょっとそれを忘れてしまうほどです。

なんでしょうね、この、炎上の多さ。まあ、これ、どう考えてもコミュニケーション力のなさですよね。発言する側には、それを聞いた人がそれをどういう風に受け取るかを想像する力が足りないし、聞く側は発言のすべてを見ずに、その一部を切り取って揚げ足ととったりしてるわけですよね。

想像力の欠如。

この問題を一言で表現すると、それにつきると思います。私がよくとりあげる価値観の押しつけも、想像力の欠如から来てます。そして、それはなぜかというと、普段から考えることをせず、すでにある知識で物事を判断するからです。

そういう意味では今の社会の問題点の因数分解は、すでにかなりできているような気がします。諸問題の解決の為には、全ての人が、普段から脳をフル回転させて考える、これに尽きます。

まあ、言うは易しですけどね。

例えばある人のある知識は地域の風習であったり、宗教であったり、変えられないと子供のころから信じさせられている場合、これをひっくり返すのは、自分の生きる世界での裏切り行為ですからね。

世界ってほんとに、面倒くさいよね。