自分の知識を疑う

極めて"普通"な「ドコモ田家」と、"ありえない"設定の「白戸家」

という記事がありました。まあ、CMを作った側の真意は分かりませんが、実にいい考察だなと思いました。

普通ってなに？というのは、私が常日頃から考えていることです。私の価値観の押しつけに対する反発は、「これは常識だろ」とか「普通は○○する」といった物言いをする人に対する、じゃあ常識、普通ってなんだよ？という問いと対をなしています。

そもそも人間の歴史なんて、宇宙の歴史から考えたら一瞬のようなもの。私たちが常識と思っていることなんて、その一瞬の中のさらに一瞬のこと。

いまのような企業のスタイルができあがったのは？選挙制度が出来たのは？女性参政権は？テレビがすべての家庭にあるような環境になったのは？携帯電話を持つようになったのは？

私たちは日々疑問を持ち、それに対する答えを模索しながら生きていかないと、本当にダメになってしまうと思います。「考えること」よりも「知識をためこむ」ことに重きを置いた日本の教育の弊害がこのあたりにあるのではないかと。

「知識」だって、変わるわけじゃないですか。冥王星は惑星と思っていたけれど、今は違います、みたいな。溜め込んだ知識も、常にアップデートしていかないと。

自分の知識を疑う、これ、常に肝に銘じてます。