物価上昇と賃金上昇

はじまったなーという感じですね、物価の上昇。ブランド品みたいなものはどうでもいいんですが、食品、ガソリンなど生活に密着した物の価格は、やはり影響が大きいと思います。

失業率も下がっているということなので、賃金も徐々に上がってくるとは思いますが、サラリーマンの賃上げなんて一年に一度の話ですし、企業も経済状況を厳しくウォッチしていると思いますので、ボーナスのような形で支払われることはあるかもしれませんが、しばらくの間は物価の上昇と、変わらぬ賃金との間で、生活費を上手にやりくりしなくてはいけない時期がありそうです。

問題なのは、いろいろな物価の状況がこの20年ほど変わっていないという、ある意味異常な状況がとても長く続いてしまったことです。アメリカに旅行に行くと、行くたびに物の値段が上がって、大変だなぁという気がするのですが、それはたまに行ってるとそう思うのであって、ずっとそこで生活している人にとってはだんだんあがってきたので、それほど驚き、という感じではないのでしょう。

20年も物価が上がるという経験をしなかった日本人にとっては、試練の時がやってくる、という感じでしょうね。それでなくても安い賃金を切り詰めてやってきたっていうのに。

でも、こっちのほうが普通だという感覚に早く慣れるといいですね。