「風立ちぬ」への禁煙学会からの要望書問題について
これまたバズってて喧々囂々ですが。と拾うのはちょっと遅くなりましたけど(汗)。
例えば。
子供に悪影響が出るということで、暴力シーンや性描写シーンを映画やテレビから排除していくという動きは、アメリカではずっと前からあって、日本よりもかなり厳しく規制されてます。
じゃあ厳しく規制されてるからといって、アメリカに暴力はないですか?性犯罪はないですか?
日本よりよっぽどひどいっての(笑)。
この世の中に事実存在するにも関わらず、悪い影響があるかもしれないなどという「余計な優しさ」を理由に、存在そのものを隠すことに、いいことなどほとんどないということですよ。
ほら、危ないから子供に刃物を使わせない、なんてのもそうですよね。手を切ったら痛いという体験をするからこそ、刃物をうまく使おう、きちんと扱おう、という概念が育つんだと思います。
これ、子供から何かを隠すことだけに限られたことじゃありません。
部落差別問題であったりとか、在日問題であったりといった、差別なんてのもいい例だと思います。隠したからなくなるもんじゃないです。
まあ、禁煙学会としてこういう要望書を出したこと自体は別にそれでいいと思うんですが、わざわざそれを公にして、ちゃんとしないと自分達はこういう行動をとるよ、という脅しのようなことをするのは、よくないと思ったわけです。
いや、自分は嫌煙派ですから、タバコ吸う人が少なくなるほうが幸せですけどね。でも、結局は喫煙を選択するのは個人の問題だし、表現の自由ってのもあるしね、ってことです。