もっと賢くならねば

ステマ問題。この新しいキーワードが認知されて、しばらく経ちましたね。新しいキーワードが大好きな日本にありがちな流れです。

すでに何度か触れているように、情報がこれだけ溢れているインターネット全盛の世の中では、情報の取捨選択、内容が正しいかの判断、といった能力が問われます。

ん？ほんとにそうなのでしょうか？インターネットが普及したからこんな新しい問題が起こったのか？

ステマにしたって、日本には古くから「サクラ」って言葉があるじゃないですか。

商売人が儲けたいって気持ちはどの時代でも一緒のこと。

いや、これは真っ当な商売人に対して失礼な言い方になりますね。どんな犯罪者も人をだまして儲けてやろう、って気持ちはどの時代でも一緒のこと、とすべきですね。ステマやサクラも、時代とともにその形態を変えてきただけのこと。

ただ、ある店の前の行列（サクラ）を見た、という地域も時間も超限定的な罠から、ブログというスマートフォンでいつでもどこからでも見られるところに罠がある、という変化によって、その問題の増幅度が半端無く大きくなったというのは事実です。

誰が書いたのか分からない「感動したらシェア」に代表されるネタ記事を簡単にばらまけるインフラが整備されてしまっているのですから（笑）。

詐欺やステマの取り締まり、大いに結構。でも一人一人がその片棒を担がされないように気をつけることがもっと大切だということを心に留めておかないといけないですね。