感動の押し売り
目立てば勝ち、という価値観が蔓延しています。個人が簡単に情報発信できるようになってしまった以上、仕方のないことなのですが、行き過ぎ感がありますし、やはり見る側の意識をもっともっと高めていかなくてはいけないと思うことしきりです。
Facebookやtwitterでの犯罪自慢、YouTubeで流行したシナモンチャレンジや、ハーレム・シェイクなんかも、いい例かと。シナモンチャレンジなんて、人に迷惑どころか自分の身体に障害が残る可能性もあったりして、まあ、自業自得なんですが、ひどい話です。
でも、上記のような例は「馬鹿だなぁ」とか「けしからん」と思う人もちゃんといるわけで(笑)、まだいいほう(?)です。
その点悪質なのは、「感動したらシェア!」系や、カワイイ動物系です。「感動したらシェア」話は、そもそもネタが真実でないことが多いですし、「嘘でも感動したらいいじゃん」という方が必ずいて、本当に困ります。
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まあ、こういう人ばかりではないのでしょうがね。
そもそも、「感動したい」っていう欲望は一体なんなんでしょう。普段の生活にそれだけ感動が足りないのか。
感動することなんて、そんなにたくさんはないものです。感動を安物買いしないよう気をつけなくてはいけません。