こんな風に思ってるの、自分だけ??

オッサンの独り言。よしなしごと。

テレビの行く末

シャープが4KモデルをAQUOSブランドに投入するというニュースを見て、テレビの行く末というものを改めて考えさせられます。

 

なぜ私たちはテレビを見るのか?

 

それはテレビで面白いなにかが見られるからです。昔は白黒だったものが、カラーになってより表現力が高まり、大画面化によってより臨場感が高まり、ハイビジョン、デジタル化によって、臨場感はさらに高まってきたわけです。けれども、その本質は、テレビで何が見られるか。つまりコンテンツありきです。

 

そんな中、経営難のシャープが出そうとしているのが、まだコンテンツが揃わない4Kテレビ。

 

経営難、さもありなん。

 

同じように経営難(と言われるのはたぶん不本意でしょうが)のソニー。PS3は失敗したと見なしていいと思うのですが、この失敗の理由はなんでしょう。PS2と同様高いハードを安く売り、とりあえず普及させる、という戦略をとったものの、PS2のときのようにとりあえずDVDプレーヤーとしても使えるし、というニーズは、ブルーレイでは起こらず、また、PS3の能力を活かしきれるコンテンツが少なかった、ということではないかと。一方で、Wiiがうまくいったのは、ゲームそのものに立ち返り、画面の奇麗さであるとかリアルさではなく、これまでにない新しいゲームを送り出すことに成功したからだ、と。

 

ブルーレイがなぜDVDのように爆発的に普及しなかったか。それは「ただ奇麗なだけ」だからですよね。ビデオテープからDVDへの移行が進んだのは、ただ奇麗なだけではなく、収納性の良さであるとか、チャプタ再生であるとか、その他の新しい利便性がたくさんあったからだと思うんですね。

 

では4Kテレビは...。「ただ奇麗なだけ」。

 

いや、奇麗なことは素晴らしいんですが、一般消費者は奇麗なだけのものにはお金を出さないものだ、っていうのは、長年の経験から分かりそうなものなのに。まあ、ハイエンドの製品だから、っていうことなんでしょうが。

 

その辺が、もう、売る側の論理丸出しなんだよなぁ。目を覚まして!!!