こんな風に思ってるの、自分だけ??

オッサンの独り言。よしなしごと。

ブラックジャックからテレビの存亡など

Yahoo!ブックストアでブラックジャックが無料で読める!ということで、ちゃんと読んだことがなかったので、週末だけで思わず読み切りました、22巻。

 

一気に読んでみると、ブラックジャックの復讐はちゃんと終わらないままに作品が終わってしまっているんだなぁ、とか、内輪ネタ的なもの、時事ネタ的なものと、いろいろなエッセンスがちりばめてあって、人間のエゴを描いたドロドロとした、そしてヒューマンな作品という今までのイメージをいい意味で覆してくれました。

 

それにしても本屋に行かなくなりましたね。欲しかったら、Amazonに注文、そして、今やそれさえもせずにすぐにダウンロードできる時代になってしまったんですからね。これって、完全にCDと同じ状況だと分かってはいたけれど、やっぱりそういう時代がやって来た、というのを改めて実感した週末でした。

 

きっと、他の分野でもこういうシフトが起こるんだろうなぁ、それってなんだろうなぁ、と思っていたところにこんな記事があった。

 

そう、映画やテレビ番組をレンタルビデオ、あるいはDVDで買う、という流れ。これは完全にネットでできるようになった。が、テレビはDVD版が出なくとも、前の日見忘れた番組が見れるようにならないものか、とずっと思っていることだ。

 

現に、アメリカではすでにそういうことが普通になっているようで、なぜ日本でこれができないのかいまいちわからない。

 

そういう意味では、ラジオもそうだ。自分は旅行が好きなのでけっこう日本を離れることが多いが、そうするとRadikoでも日本のラジオが聞けない。

 

本田さんの記事にあったが、テレビ離れが進んだのではなく、テレビ以外のメディアが増える中で、テレビはテレビでしか見れない、という制約がその機会を奪っているのではないかと。もちろんTVCMにその収入源の多くを頼っているという構造が変わらなければ、きっと今のまま変わることはない。

 

一方、広告出稿はテレビからソーシャルへとよりシフトしていくことは目に見えている。日本の経済がそれほど発展していないことを考えれば、広告料の増加は見込めない。そうなればパイの取り合いになるだけなのも目に見える。テレビ局はすでにTVCMから別の収入を探しはじめているというのは分かっているが(テレビショッピングやタイアップ番組、多すぎ。露骨なのを見てると見る気失うが)、視聴者目線でそこのところをもう少し考えてほしいものです。